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【教員の多忙化】研究授業って何?

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はじめに

みなさん,「研究授業」というものをご存知でしょうか?

おそらく全国ほとんどの学校で行われているものです。

読んで字の如く,授業を研究するというものです。

しかし,今の「研究授業」の在り方には,少し問題があるように感じます。

そこで今回は,今の教育現場で行われている「研究授業」の問題点と,その望ましいあり方について述べていきます。

 

「研究授業」の実態

どこの学校であっても「学校の教育目標」というものが設定されています。

学校として,どのような子どもの姿を目指していくのかが,方針として定められているものです。

その教育目標を達成するために,どんな授業を行えばよいのかを考えるのが「研究授業」です。

「研究授業」では,授業1時間の目標や子どもが扱う教材,資料などについて,教員が集まり検討します。

また,授業の進め方や子どもへの問いかけの仕方(発問と言います)などについても細かく話し合います。

授業の目標と教材,発問を多くの教員で考え,検討するのが「研究授業」です。

これだけ聞くと,「研究授業」はとても良いもののように感じます。

しかし,多くの実態はそうではありません。

いくつかの問題点があるのです。

1つは,「研究授業」を希望する人が少ないことです。

「研究授業」は,当然ながら授業を行う人(授業者)が中心となって動かなければなりません。

授業者は,その授業の全体構成や1時間の流れ,目標,発問などを書いた「指導案」というものを作成しなければなりません。

もちろん,教材の研究も人一倍しなければなりません。

「研究授業」を行う授業者は,「研究授業」をしない人よりも圧倒的に時間を必要とするのです。

また,その授業は多くの人に見られることにもなります。

誰でも多くの人の前で失敗したくはありません。

ましてや,その授業を考えた代表として授業を行うのですからプレッシャーもあります。

こういったこともあるため,「研究授業」を希望する人が少なくなっているのです。

2つは,「研究授業」が日常とかけ離れている場合があることです。

先述したように,多くの手間と時間をかけて「研究授業」は行われています。

しかし,その「研究授業」が日常に生かされているかと言われると,疑問が浮かびます。

「研究授業」のためだけに様々なものを準備し,その時だけ発問も気をつける,そして,「研究授業」が終わったら,また今まで通りの授業に元通り,という例も少なくありません。

「研究授業」を行うこと自体が目的となってしまっているのです。

こういった現状を踏まえて,今後はどのような「研究授業」を行っていくのが望ましいのかについて以下では述べていきます。

 

望ましい在り方

「研究授業」の望ましい在り方として,第一に日常性の追求が挙げられます。

普段の授業に生きてくいる,速効性があることについて研究していくべきなのです。

今までの「研究授業」の多くは,1つの教材に対して多くの時間をかけて研究し,1時間の授業に対して時間をかけて準備するというものでした。

しかし,日常はそんなことはできません。

小学校であれば1日5~6時間は授業をしなければなりません。

1つの授業の準備に1時間かけるだけで合計6時間かかることになります。

子どもたちが下校するのが3時半だとしても,仕事終わりが9時半になる計算です。

それに加えて,その他の事務作業が加わることになります。

授業準備にたっぷりと時間をかけることは,現実的に不可能であることがわかると思います。

ですから,時間をたっぷり使う研究授業は効果が薄いのです。

それよりも,もっと速効性のあることについて研究するべきなのです。

例えば,「どの授業にも使えるような授業の型」とか「子どもの指名の仕方」「黒板の使い方」とかちょっとしたことで良いのです。

結果的にはその方が日常の授業に大きな影響を与えることができるはずです。

また,「研究授業」は何年もかけて行われるパターンもあります。

例えば,「国語」の研究を3年間かけて行うというものです。

これも時代に合っていないと言わざるを得ません。

これだけ変化が激しい時代なのです。

3年前と今では,子どもたちを取り巻く環境が大きく変わっています。

それにも関わらず,3年前に考えた研究について深めようとすることがおかしいのです。

もっと短い期間で研究し,次々と新しい課題について研究したほうがよっぽど効率的なのです。

教育現場には倒産も赤字もありません。

ですから,昔と何も変わらずに続けているものが多くあります。

時代の変化に合わせて,教育現場も変わっていくべきです。

 

終わりに

「研究授業」自体はとても大切なものです。

これを積み重ねていかないと,ただ教員免許を持っているという人と何年も教員をやってきたという人の差がほとんどないことになってしまいます。

プロとして専門知識や専門技術を高めるためにも必要なことなのです。

しかし,「研究授業」をやることが目的になっては意味がありません。

教員の多忙化が叫ばれている今,改めて「研究授業」の在り方について考えていく必要があると思います。

 

今回参考にした本